FX会社とは,投資家の直接の取引相手となり,顧客市場とインターバンク市場をつなぐ役割をする。個人投資家は,FX会社と取引を行うことで、為替市場に参加している。FX取引会社,FX取扱会社,FX取引業社,FX業社ともいう。
FXは,投資家とFX会社が1対1(相対)で直接,数量と価格を決めて売買取引をする。投資家の取引相手はFX会社となる。
FXは相対取引が原則であるが,くりっく365や大証FXは相対取引ではなく,投資家から取引の仲介を委託されたFX会社が取引所で売買する取引所取引である。
FX会社には,FXのみを扱う専業の場合と証券会社や銀行,商品取引会社などがFXも扱っている場合とがある。
FX会社を選ぶ際には,スプレッドやレバレッジなどのサービス面だけではなく,FX会社の信用リスクにも注意が必要。その場合,口座数よりも預り高が重要である。
FX会社によって,それぞれサービス面での特徴があるため,例えば,デイトレード用,スワップ金利用,情報収集のためなど,投資スタイルや目的にあわせて複数のFX会社を使い分けることが多い。