マージンコール

マージンコールとは,預け入れた証拠金がFX会社が定めた水準より下がった場合に追加証拠金を求められること。マージンコールを受けた投資家は,追加証拠金を入金するかポジションを減らしてして,証拠金をFX会社が定めた水準以上に戻さなくてはならない。マージンカットともいう。

マージンコールを受けた投資家が証拠金をFX会社が定めた水準以上に戻せずにさらに証拠金が減少した場合には,FX会社側で強制的にポジションを決済するロスカットが行われる。

マージンコールは,通常1日に1回だけ金額がチェックされるのに対し,ロスカットは15分から30分に1回程度チェックされる。マージンコールは,パソコンの取引画面上でのメッセージ表示,またはメールによる連絡などによって通知される。

マージンコールが発動される水準をマージンコールライン,ロスカットされる水準をロスカットラインという。マージンコールラインは,ロスカットラインよりも高く設定されている。マージンコールラインが50%,ロスカットラインが20%というFX会社が多い。また,マージンコールサービスを提供していないFX会社もある。

レバレッジを効かせて高額取引のできるFXにとって,マージンコールやロスカットは,投資家の損失を最小限に抑えるための安全装置である。