ＲＵＢ

ロシアは，ＢＲＩＣＳのひとつにも数えられ，経済成長がいちじるしく注目を集めている。しかし，ＲＵＢ（ロシアルーブル）は，ロシアの経済力，影響力とは裏腹に信用力も流動性も非常に小さい通貨としてＦＸには向いていない通貨とされている。

ＲＵＢ（ロシアルーブル）は，旧ソ連時代の1961年，そしてロシア危機直前の1998年にもデノミを行い通貨単位の引き下げを２度も行っている。また，1998年、アジア通貨危機の影響を受けてロシアは国債の利回りを停止しデフォルト（債務不履行）も行った。

現在，ＲＵＢ（ロシアルーブル）は，ＥＵＲ（ユーロ）と固定相場を形成している。そのため，信用力の高いＥＵＲ（ユーロ）と同じように扱われるようになり、主だった通貨安も通貨高も起こっていない。ロシア株の上昇と比べてもRUB（ロシアルーブル）の大きな上昇はない。